2016年1月

英虞湾に浮かぶ有人離島「間崎島」。 人口100人あまり、高齢化率75%のその島は、美しい海に囲まれた、志摩の隠れた海水浴スポットでした!

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間崎島(まさきじま)は、志摩市志摩町和具、英虞湾に浮かんでいる。 湾内では賢島に次いで面積の大きな有人離島である。

 

photo005 離島だから当然船に乗らないと行くことができない。 賢島から3キロ。 定期船で10分ほどのところにある。

 

002 間崎島は真珠の島。 明治時代の半ば、御木本幸吉が英虞湾で真珠の養殖を成功させると、間崎島に大きな富をもたらし、「宝石の島」と呼ばれるほど繁栄した。 1950年代にはラジオ・テレビ・電話の普及率が日本一となり、現在でも当時の好況を偲ばせる豪邸が立ち並んでいる。

 

003 004 005 真珠養殖の生産高は1966年を境に低下。 島にあった和具小学校間崎分校も2006年に閉校し、過疎化・高齢化が急激に進んでいる。

 

006 007 そんな間崎島であるが、近年、地域住民と間崎島を愛するファンのみなさんによって活性化の活動が盛んになっている。 そのひとつの取り組みが、「里海カフェ」。 島の若手住民と地域おこし協力隊が中心になり、おととしの夏から開店している期間限定の実験的店舗。 夏の間だけの営業だが、ランチタイムの飲食の提供、物品販売、遊具のレンタルを行っている。 他にも、昨年(平成27年)4月より、地域住民による離島体験ツアーを開催。 間崎島をもっと知ってもらい、訪ねてもらい、盛り上げていこうとがんばっています。

 

間崎島 問い合わせ先 志摩市間崎島開発総合センター 住所 三重県志摩市志摩町和具4342番地 電話 0599-85-6359